問題を解くテクニックを身に付けようとして英語力を伸ばさないようにしていませんか?

大学入試にはセンター試験というのがあります。

センター試験は英文の量が多いので、
先生は生徒に「できるだけ英文を読まないように」と
アドバイスしてしまいがちです。

そして生徒は英文をできるだけ読まずに、
解法テクニックなどを使って
長文問題を解く技術みたいなものを身につけていきます。

しかし、こういうやり方では英語力はあまり伸びません。

問題を解く技術も大切ですが、
それよりもっと大切なのは英語力そのもののはずです。

その人に英語力がなければ、技術そのものが使えません。

英語が苦手な高校3年生の中には、
センター試験の「質問文」すらまともに読めない生徒もいます。

こういう生徒に問題ばかり解かせていると、
ますます英語がわからなくなってしまうでしょう。

ちなみにセンター試験でこの「技術重視傾向」が強いのは、
グラフ問題です。

グラフ問題はグラフだけ見れば解けると主張する先生もいます。

しかし、こういう問題もあります。

According to the passage, which statement is true?

Which statement would the writer agree with?

センター試験を作っている人が、
英文を全部(全部じゃなくてもかなりの量を)
読ませたいからこういう問題があるんだと思います。

もちろんこれはTOEICにも当てはまります。

というわけで、私は受験生には英文を全部読むようにしてほしいし、
先生には生徒に英文をしっかり読むように
指導してほしいと思っています。

 
同じようなことがTOEICでも起こっています。

例えばTOEICのPART5は短文穴埋め問題です。

文法問題だったり、語彙問題だったりします。

その中に、品詞の問題や前置詞の問題があります。

品詞の問題というのは

(A)success
(B)succeed
(C)successfully
(D)successful

こんなやつで、前置詞の問題というのは

(A)with
(B)of
(C)by
(D)to

こんなやつです。

こういう問題は英文を読まなくてもその周辺だけ見れば解けるので、
実際の試験では読まずに解答するのが
常識になっているのかもしれません。

なので、家でTOEICのPART5の問題集などを解いている時に、
できるだけ英文を読まないように
トレーニングしている人も多いと思います。

でも、ちょっと待って下さい。

言語能力はインプット(この場合はリーディング)すると伸びるので、
「英文をできるだけ読まないようにする」とは

「英語力をできるだけ伸ばさないようにする」
ということになってしまいます。

まあ、全文を読まないと解けない問題もあるので、
そういう部分で英語力は伸びるんですけど、
読んでない部分がなんかもったいない気がします。

というわけで、実際の試験では読まずに解答もOKですが、
家でトレーニングする時には全文を読むようにした方が良さそうです。

または、試験と同じやり方で解いた後で全文を読んで下さい。

PART7もテクニックなどにこだわらずに全文を読んで下さい。

そうすれば、解答力と同時に英語力も効率的に鍛えることができます。

ちなみに、PART5の英文が難しくて読めない場合は、
日本語訳を最初に読んでもOKです。

また、同じ英文を何度も読んだり音読したりすると効果的です。



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