「自動詞と他動詞の違い」や「見分け方」は理解するべきなのか?

自動詞と他動詞の違いを理解したり見分けたりするのは必要なのでしょうか?

今回はそれをじっくりと考えてみましょう。

 
まず「読むとき」です。

英文を読むときに自動詞と他動詞を見分けることは必要なのでしょうか?

次の英文を読んでみて下さい。

すごく簡単な英文です。

 
I entered the classroom.

 
 
 
 
 
日本語訳は「私は教室に入った」です。

さてここで問題なのですが、「enter」という動詞が他動詞だということを知らなければ、この英文は理解できないのでしょうか?

そんなことはないですよね。

 
この英文も、

I went into the classroom.

「go」という動詞が自動詞だから前置詞が必要になる、とか、そういうことを知らなくてもこの英文は理解できるはずです。

 
enter ~  ~に入る

go into ~ ~に入る

というふうに覚えておけば、英文はすんなりと読めます。

こちらも参考にして下さい → 5文型(SVOC)を使わない精読のやり方

結論としては、「自動詞・他動詞の区別をしなくても英文を読むことはできる」ということです。

 
次に「問題を解く時」です。

下の問題を解いてみて下さい。

 
I will ——- Tokyo next week.

(A)arrive
(B)visit
(C)appear
(D)stay

 
 
 
 
 
答えは(B)visitで、これを入れると

I will visit Tokyo next week.

私は来週東京を訪れます。

という英文が完成します。

 
他の3つがなぜダメなのかというと、この英文の中に入れるならばそれぞれ、

arrive in ~
appear in ~
stay in ~

というふうに使うからです。

visitだけが、前置詞無しで使うことができます。

 
この問題を解くときも、最初から

arrive in ~
appear in ~
stay in ~
visit ~

という形を覚えておけば、自動詞や他動詞を考える必要はありません。

※英文ごと覚えるのが理想です。

なので結論としては、「自動詞・他動詞の区別をしなくても問題を解くことはできる」ということです。

 
最後に「話すとき・書くとき」です。

これは自分で英文を構築するので、自動詞や他動詞などの知識が必要だと思ってしまうかもしれません。

でも、よく考えてみて下さい。

英語をアウトプットする時、知識から英文を構築するわけではなく、英文から英文を再構築しているはずです。

しゃべっている時に、いちいち自動詞だの他動詞だの考えている暇はありません。

 
「enter」という動詞が他動詞だということを知らないから

I entered into the classroom.

という間違った英語を言ってしまう、というわけではなく、

I entered the classroom.

という正しい形の英文が頭の中に入っていないから間違うのです。

 
頭の中に入っている「使える形の英文」が決め手です。

なのでこちらの結論としても、「自動詞・他動詞の区別をしなくても英文を話したり書いたりできる」ということです。

 
じゃあ自動詞や他動詞の区別をしてはダメなのかというと、そういうことではありません。

私が言いたのは、「区別してもいいし、区別しなくてもいい」ということです。

実際にそういう理屈の部分を知りたいという方もいますし、それはそれでいいと思います。

その理屈の部分で「なるほど!」と思えて、その方がすっきりと英語のトレーニングに取り組めるのなら、そうするべきです。

でも理屈が苦手な人は「これはこういうふうに使う!」というふうに覚えておけば何の問題もありません。

 
私が問題だと思っているのは、「自動詞・他動詞必要派」の人達が、

「自動詞と他動詞の違いを理解しないと英語はわかるようにならない」とか、

「自動詞と他動詞を区別しないと英文を誤訳する」とか、

英語の初心者の方達にそういうことを言ってしまうことです。

「自動詞と他動詞を区別しないと英語の勉強が無駄になる」とか言う人までいますからね。

これは絶対に間違いです。

これが正しければ、私のTOEICのスコアは今だに305のはずですから(笑)。

 
最後に池田和弘先生が書いた記事をご紹介します。

さよなら自動詞・他動詞

 
私は、池田先生が書かれいてる、この


・完全自動詞
・完全他動詞
・不完全自動詞
・不完全他動詞

しかし、こんなのを見て、「そうだったのか!ワクワクしてきたぞ~っ!」 などと興奮する人がいるだろうか?


 
の部分を読んで思ったのですが、「そうだったのか!ワクワクしてきたぞ~っ!」というタイプの人が、英語の先生にけっこういらっしゃるような気がします。

そのせいで英語が苦手な日本人を大量生産してきのかもしれません。

 
英語は余計な理屈を理解しなければ、とても簡単なんです。

英語が理屈っぽくて苦手だと思っている方に、私の記事が参考になればと思います。



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