リスニング力がなかなか上達しない方へ

まずリスニングの勉強をする時の、とても大事なことをご紹介します。

その前に「リスニング」とはどういうことなのか、ということから説明します。

リスニングというのは、その言語を聞いて理解することです。
当たり前ですよね?(^_^;)

ではもうちょっと詳しく、例を挙げながら説明します。

私の知り合いのTOEIC750点ぐらいの人が、
どうしてもリスニングが苦手だと言っていました。

私ももちろん、そのくらいのスコアの時は、得意ではなかったです。
(今もめちゃくちゃ得意というわけではないですが…)

でも私は今、昔よりもはるかに聞き取れるようになったわけです。

で、昔と今と何が違うんだろうって考えてみたんです。

それでとりあえず、結論というか、
まあそんな大げさなことではないですけど、ちょっとした発見がありました。

それは、リスニングが苦手な人は
聞こえてきた音声を頭の中で文字化しようとしている、ということです。

私もそうでしたし、そのTOEICで750点ぐらいの人もそうでした。

よく考えてみると、聞き取れた音を頭の中で文字化するって、
ものすごく大変ですよね?

試しに日本語でやってみて下さい。

どれだけ大変なのかがわかっていただけると思います。

でも私達は「英語のリスニングが苦手」という時代に、
英語でそれをやってしまっています。

あ、一部の帰国子女とか、小さい頃から英才教育を受けたとか、
そういう人は除きますよ。

いわゆる普通の、中学から英語を習って、受験で英語を使った人達です。

そのほとんどの人が、リスニングの時に
聞き取れた音を頭の中で文字化してしまっているのです。

これは私達2人だけではなく、
私が塾で英語を教えていた時に、高校生達で確認済みです。

ところが私の場合、TOEICで850点ぐらいの頃に、
その頭の中で文字化するっていうことをしなくなったような気がします。

つまり英語を音だけで理解できるようになったんです。
日本語でも音だけで理解していますよね?

で、この音だけで理解する、っていうのが「リスニング」なんです。
別の言い方をすると「ネイティヴのリスニング」といってもいいと思います。

分かりやすく図で説明すると、リスニングの時は、

ノンネイティヴ: 音 → 文字 → 意味

ネイティヴ: 音 → 意味

ということになります。

それでこの、音 → 意味 という状態をどうやって作るのか、
っていうのがリスニングのトレーニングでは大事なんです。

それではどうやって、この 音 → 意味
という状態を作るか、っていうことを説明します。

実はこの状態を作るには、基本的には文字を読む、
つまりリーディングをするのが良いです。

今ちょっとびっくりしませんでしたか?

まあもうちょっとだけ説明に付き合って下さい。(;´Д`)

日本語の文章を読んでいる時のことを考えてみて下さい。

速読したり、新聞で何かの情報を探す様に読んだり、
そういうことをせずに普通に「読む」ということをした場合、
私達は日本語を「頭の中で音読」しているはずです。

つまり、 文字 → 音 → 意味 という状態になっています。

ところが英語が苦手な初心者の方の場合、
そういう状態になっているでしょうか?

多くの人は、正しく音声化できないのではないですか?

やっぱり大学受験の勉強で、
難しい英文をまるで暗号文を解読するかのように日本語に訳す、
ということをした人ほど、正しく音声化できない傾向にあるようです。

もちろん私のように、大学受験の時にまともに勉強していなくても、
音声化はやっぱり苦手だと思いますが。

つまり私達のようにリスニングが苦手な人は、英語を読む時に、

文字 → 意味

とか

文字 → 日本語 → 意味

とか

文字 → 暗号文解読技術?(+音?) → 日本語 → 意味

とか、

そんなふうになっているのです。
音の要素が正しく再生されていないんですね。

これが実はリスニングができない原因の1つでもあるんです。

分かりやすく図で説明すると、リーディングの時は、

ノンネイティヴ: 文字 → 暗号文解読技術?(+音?) → 日本語 → 意味

ネイティヴ: 文字 → 音 → 意味

ということになります。

つまりリスニングができるようになるには、基本的に私達ノンネイティヴは、
まず文字と音を一致させる、ということが有効です。

文字 → 音 → 意味

ができるようになれば、その一部である

音 → 意味

もできるようになります。

もっと正確に言うと、この場合は、

文字 = 音 = 意味

音 = 意味

って言った方がいいのかもしれません。

ちなみに、音 → 文字 はディクテーションというトレーニングで、
これもリスニング力を鍛えるには有効なトレーニング法だったりします。

効果的なディクテーションのやり方

これがリスニングの勉強でとても大事なことなのです。



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