シャドーイングでスピーキング力は伸びるのか?

シャドーイングというのは通訳のトレーニングの1つで、
英語の音声を聴きながら少し遅れて真似をする
というトレーニング法です。

影のようについていくので、シャドーイングと呼ばれています。


少し遅れて真似をするということは、
当然その音声にものすごく集中する必要があります。

なのでシャドーイングをすると、
リスニング力がものすごく伸びるのです。

でも、スピーキング力はどのくらい伸びるのか、
気になりませんか?

口から英語を出しているので、
スピーキング力も伸びるような気がしますが、
どうなのでしょうか?

それをちょっと考えてみたいと思います。

ちなみに一般的には意見が分かれているようです。

シャドーイングでスピーキング力が伸びた、という人もいますし、
伸びなかったという人もいます。

まず言葉を喋るとき、文章を組み立てて
組み立てた文章を口から音声として出しています。

この「文章を組み立てる」というのは、
もちろん脳内で文字化しているわけではありません。

そして母国語なら、これを無意識にやっているはずです。

そして組み立てた文章を口から出すわけです。

分かりやすくまとめると、

①文章を組み立てる

というプロセスと、

②口から出す

というプロセスを順番どおりにやっているわけです。

シャドーイングは誰かが口から出した音声を、
影のように真似しながらついていくので、②を主に強化します。

しかし、①は基本的に強化できません。

元々作られている音声を口から出すだけなので。

なのでシャドーイング以外で
①のプロセスを鍛えるトレーニングをしている人は、
シャドーイングでスピーキング力が伸びたと実感できるでしょうし、

①を鍛えるプロセスが無く、シャドーイングだけの人は、
スピーキング力の伸びはあまり実感できないと思います。

もちろん英語の発音は良くなるし、「運動」の部分を鍛えるので、
口から出すのは楽になるはずですが・・・。

でももしかしたらシャドーイングする時に、
その人物になりきったり、意味を強く意識することで、
①を鍛えられるかもしれません。

ただし基本的には①を瞬間英作文などで強化し、②をシャドーイングで、
というふうにトレーニングするのがいいと思います。

 
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