TOEICの勉強法をいろいろ調べていると、問題集の使い方でも人によって違うことがあります。

中でも「1冊の問題集を繰り返す」というやり方と「たくさんの問題集を解く」というやり方があって、

初心者の方だと、どっちがいいのかが分からないかもしれません。

なので今回は、この「1冊の問題集を繰り返す」のと「たくさんの問題集を解く」ということの効果の違いをご紹介したいと思います。

 
 
まず「1冊の問題集を繰り返す」というやり方ですが、これはどちらかというと内容をしっかりと定着させるという効果があって、初心者の方におすすめです(もちろん上級者の方にも)。

でも問題集を何度も繰り返し解いていると、当たり前ですけど何度も満点が取れますよね。

すると、

答えを覚えているんだからできて当たり前。
ちゃんと英語力が伸びているのかがわからない。

 
ということが不安になってくると思います。

このことについて、ちょっと詳しく考えてみたいと思います。

 
まず「問題集をやる」っていう時の「やる」とは、どういう意味なのでしょうか?

「解く」っていう意味でしょうか?

私は英文を全部聴いたり読んだりしながら問題もついでに解く
っていう意味だと思っています。

そしてもちろん、音読系のトレーニングをしつつ、英文を体になじませるとさらにいいです。

当然英文に使われている単語などは、全部覚えるつもりでやるんです。

そしてそれに加えて濱崎潤之輔先生が「全力特急 絶対ハイスコア」でおっしゃっているように、

掲載されている全ての問題を解説できるようにすること

も目指すといいと思います。

全力特急 絶対ハイスコア

 
「とりあえず解けるようにする」みたいなノリでやると、聴く・読むっていうことを軽視してしまいがちになるかもしれません。

例えばpart5で、

the と of の間は名詞だから、これ!(`・ω・´)

みたいな感じでやって、読むことを省略してしまうと、その問題からはそれ以上吸収できません。

その問題の英文にはもっと覚えるべき単語や、体に刻むべき英文のリズムがあるんです。

そしてこのやり方は、初心者の方でもやりやすいと思います。

初心者の方は1回分の模試でいいので、何度も何度も繰り返してみて下さい。

たくさんの模試をやるよりも、その方がはるかに効果が高いはずです。

 
それと日本語訳は遠慮なく読んで下さい。

英文を体になじませる前にその英文を理解している必要がありますが、英文を理解する時は日本語訳に頼っても大丈夫です。

というかむしろ私は推奨しています。

日本語訳を読んだ後に英文を読んで、それで理解できればOKです。

 
5文型的な、目的語(O)はこれで、補語(C)はこれで、修飾句を( )でくくって、とかはしなくていいです。

してもいいんですけど、私は推奨していません。

そんなことをしなくても英文は理解できるからです。

 
 
で、次に「たくさんの問題集を解く」というやり方ですが、最近は「繰り返す」っていうことの方が有名になっている感じがするので、

「たくさんの問題集を解く」ということをやっている人は少ないのかもしれません。

最初に言っておくと、このやり方は初心者の方にはあまりおすすめできません。

なぜなら、リスニングでもリーディングでも、理解できる英文の量が少ないので、効率的に知識やリズムを吸収できないからです。

なのでどちらかというと、スコアが700とか800とかある人向けのやり方になります。

(ちなみにもちろん、リーディングパートは英文を全部読んで下さい)

 
 
この「たくさんの問題集を解く」ということでTOEICのスコアはもちろん上がります。

でも、

こういうやり方ではTOEICのスコアは上がるだろうけど、
結局はTOEICの問題に慣れまくっただけじゃないか?
ちゃんと英語力は伸びるのか?

 

ということを心配する人もいるかもしれません。

でも結論から言うと、このやり方では英語力もちゃんと伸びます。

なぜなら問題を解くということが、ある程度「多聴・多読」になるからです。

 
 
例えばpart5~7のリーディングパートが全部で4000語ぐらいだとすれば(適当です)、リーディング専用の模試を10回分全文を読みながら解けば、40000語ぐらいの英文になります。

これはちょっと薄めの洋書1冊分はあると思います。(ハリーポッターの1巻が77618語なので)

そしてpart1~4のリスニングパートが全部で3000語ぐらいだとすれば(適当です)、10回分で30000語ぐらいになるので、リーディングと合わせれば70000語です。

これは立派に「洋書1冊分」ぐらいの英文があると思いますし、それを理解しながら聴いたり読んだりすれば、英語力が上がらないわけがないです。

ただし「TOEICのエッセンスが凝縮された70000語の洋書」なので、TOEICのスコアは上がりやすくなってしまうと思います。

 
 
さて、まとめると

・「1冊の問題集を繰り返す」のは「内容をしっかりと定着させる」という効果があって初心者~上級者までおすすめ

・「たくさんの問題集を解く」のは「多聴・多読」のような効果があって上級者向き

 

ということになります。

高いスコアが取れる方はどちらでもいいのかもしれませんが、初心者の方は必ず「1冊の問題集を繰り返す」というやり方でやって下さい。

 
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