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音読パッケージについて語ります。

下の方で英会話に生かす方法などもご紹介しましたので、じっくりと読んでみて下さい。

すごく長くなったので、目次を作ってみました。

目次
音読パッケージのやり方
音読パッケージにはどんな効果があるの?
リピーティングやシャドーイングができない場合はどうすればいい?
音読パッケージの「先行リスニング」について
音読パッケージ教材の専用教材
専用教材以外でおすすめの教材
初心者(TOEIC450ぐらい)に速読速聴英単語Core1900が使えるなら、それ以下のレベルの教材の存在価値は?(笑)
「英会話・ぜったい・音読」のやり方と「音読パッケージ」はどっちが効果的?
「瞬間英作文」と「音読パッケージ」はどっちを優先すべき?
音読パッケージで英会話をできるようにするには?
最後に、只管朗読と音読パッケージの関係

 

音読パッケージのやり方

音読パッケージのやり方をご紹介します。

まず英語上達完全マップには

準備:1~2度聴いてからテキストをしっかり読み解く
テキストを見ながらのリピーティング 5回
音読 15回
テキストを見ないリピーティング 5回
シャドーイング 5回

 

というふうに計30回やると書いています。

これが第1サイクルで、このやり方で最後までやった後、最初に戻ってちょっと回数を減らした第2サイクルをします。

そして第3サイクル、第4サイクルと繰り返していって、最終的に合計で100回前後、リピーティングが完璧にできるようになればOKだそうです。

詳しい回数などは森沢先生のサイトをご覧下さい。

音読パッケージ●英語上達完全マップ

 
でもこれは、自分でアレンジしてもOKです。

私が音読パッケージのようなトレーニングを始めた時、実はまだ、英語上達完全マップは持っていませんでした。

発売されていたかされていなかったか、よく覚えていませんが。

それで別の本で音読やシャドーイングがいいと知ったのですが、音読は発音に問題があり、シャドーイングは難しくてできませんでした。

それからオーバーラッピングという方法を知って、そのオーバーラッピングを徹底的にやっていました。

オーバーラッピングっていうのは、音声を聞きながら、同時に英文を見ながら音読することです。

私は計200回ずつぐらいやったのですが、そのうち180回ぐらいがオーバーラッピングです。

200回全部がオーバーラッピングだったこともありました。

それでも十分に英語力は伸びます。

なのでご自分でやりやすいようにアレンジして下さい。

もちろん200回じゃなくて、100回で十分です。

ただしオーバーラッピングばかりだと、飽きるかもしれません。

ちなみに使った教材は速読速聴英単語Core1900(当時は1800)でした。

教材に関してはもうちょっと下の方で詳しくお話しします。

 
それと、音読パッケージをするには英文をしっかりと理解しておく必要があります。

なので精読が必要です。

精読に関してはこちら↓をご覧下さい。

5文型(SVOC)を使わない精読のやり方

「精読」とは?「速読」とは?そして「超精読」とは?

音読パッケージにはどんな効果があるの?

音読パッケージの効果についてご紹介します。

音読パッケージのトレーニングをすると、リスニング力、リーディング力などの能力はもちろん、英語を前から理解する能力や、英語を訳さずに理解する能力など、英語の総合的な力が伸びます。

スピーキング力やライティング力などの、いわゆるアウトプット力は伸びにくいかもしれません。

というか、伸びたという実感を感じにくいかもしれません。

しかし英文を何度も音読することで、将来英語をアウトプットするための基礎力が鍛えられるはずです。

 
ちなみに音読パッケージだけで、TOEICのスコアなら700ぐらい取ることもできます。

もしTOEICの問題集など専用教材でトレーニングすれば、スコアは800にとどくかもしれません。

私は昔、速読速聴英単語Core1800でオーバーラッピングをひたすら繰り返して、TOEICのスコアが約450から700まで上がりました。

TOEICの専用教材は使っていません。

オーバーラッピングは音読パッケージと似たようなトレーニングなので、やはり音読パッケージはかなり効果の高いトレーニングだと思います。

オーバーラッピングに関しては、上↑の方の「音読パッケージのやり方」でご紹介しています。

リピーティングやシャドーイングができない場合はどうすればいい?

音読パッケージが難しくてなかなかできない、という方がけっこういらっしゃいます。

音読パッケージで難しいと感じるのは「リピーティング」と「シャドーイング」だと思いますので、ここではそれぞれの対処法をご紹介します。

 
ますリピーティングです。

リピーティングは「テキストを見ながら」やっても「テキストを見ない」でやっても、どっちでもいいです。

基本的には「見ないでリピーティング」が難しければ「見ながらリピーティング」で代用するのですが、それでも難しい場合がもしかしたらあるかもしれません。

もしそれが難しいと感じた場合、実は私は、リピーティングは最初は無理にする必要は無いと思っています。

オーバーラッピングなどをして、その英文に十分に慣れてからリピーティングをして下さい。

シャドーイングが難しい場合も、テキストを見ながらのシャドーイング(つまりオーバーラッピング)で代用するようにと、英語上達完全マップに書かれています。

 
そしてもしオーバーラッピングが難しい場合。

この場合は音読とオーバーラッピングを交互にやりつつ、オーバーラッピングの時はできるだけ音声に食らいついていくようにして下さい。

そうすると必ずできるようになります。

オーバーラッピングがある程度スムーズにできるようになったら、あらためてリピーティングやシャドーイングをしてみて下さい。

かなり楽にできるようになっているはずです。

もちろんオーバーラッピングを音読パッケージのメインにして、何度も何度もやっても大丈夫です。

音読パッケージの基本的な回数(テキストを見ながらのリピーティング5回、音読15回みたいなやつ)は絶対ではありません。

ご自分でやりやすいように数を調節して下さい。

 
ちなみにリピーティングをまったくやらなくても、英語力は十分に伸びていきます。

というかリピーティングができるのは、ポーズがある教材のみに限られるので、そういう教材を探したりとか、自分で編集したりとかで苦労することもあるかもしれません。

私はそういう場合や、気に入った教材にポーズが付いていない場合、無理してリピーティングをする必要は無いと思っています。

オーバーラッピングやシャドーイングなど、音声を使ったトレーニングを繰り返すことで、十分に効果が出ます。

リピーティングや「やった人」と「やらなかった人」で、英語力に差が出るということもありません。

音読パッケージの「先行リスニング」について

「英語上達完全マップ」の音読パッケージの手順は

準備:1~2度聴いてからテキストをしっかり読み解く
①テキストを見ながらのリピーティング 5回
②音読 15回
③テキストを見ないリピーティング 5回
④シャドーイング 5回

 

となっています。(第一サイクルです)

ただし「みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング」(以下「みるみる」)では、ちょっと違うみたいです。

「みるみる」には「先行リスニング」というのがあるんですよね。

このことについて、ちょっと説明させていただきます。

 
「先行リスニング」というのは「音声だけではもうこれ以上わからない」となるまで、基本的にはテキスト全体をリスニングしておくというトレーニングです。

その後でテキストを使って音声と文字を照らし合わせるわけですね。

それから音読パッケージのメイントレーニングに入っていくわけです。

先行リスニングはやるべきか?

この先行リスニングは「英語上達完全マップ」では紹介されていないので、「みるみる」でもやってない人が多いのかもしれません。

なのでそんなに重要ではないような感じがします。

ただし「やるべきか?」「やらなくてもいいか?」と聞かれると、私としては、

できるだけやった方がいい

ということになります。

この先行リスニングはかなりいいトレーニングになりますからね。

(もうちょっと下の方で私の本音を言います)

でも注意点が1つあります。

「みるみる」には

もう音声だけではこれ以上わからないという段階に至るまで数日間続けます。

p17から抜粋

 

と書かれているんですけど、これはちょっときついと思うんですよね。

テキスト全体をリスニングするのであれば、かなりの時間がかかってしまいます。

そうなると最悪の場合、

先行リスニングが終わらないのでいつまでたっても音読パッケージのメイントレーニングを始められない。

ということになりかねません。

真面目な方ほど、そうなってしまいがちな気がします。

なので

先行リスニングはできるだけやった方がいいけど、音読パッケージのメイントレーニングの足かせになるくらいなら、やらなくていい。

というのが私の本音です。

「やらなくていい」はちょっと言いすぎかもしれませんが、まあ、英語上達完全マップには

準備:1~2度聴いてからテキストをしっかり読み解く
①テキストを見ながらのリピーティング 5回
②音読 15回
③テキストを見ないリピーティング 5回
④シャドーイング 5回

 

と書かれているので、この「準備」の部分程度でもいいのではないかと思います。

ここの「1~2度」の数を増やしてもいいかもしれませんね。

とにかく先行リスニングは音読パッケージの邪魔にならないようにして下さい。

音読パッケージ教材の専用教材

森沢先生が出版されている音読パッケージの専用教材をご紹介します。

やっぱり音読パッケージ用に作られているので、使いやすいと思います。

【初級】みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング

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初級の教材で、英文がものすごく簡単です。

ひとつだけ注意点を挙げると、収録されている英文の順番かもしれません。

最初の英文が「外国語習得法」なのですが、人によってはとっつきにくいかと。

音読パッケージをする順番は、必ず収録されている英文の順番通りである必要はありません。

なのでご自分が興味を持ったものから始めるといいと思います。

もちろん、全ての英文をしなければならないわけでもありません。

中級の「ぐんぐん」と上級の「もっともっと」

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この2冊に関しては、残念なお知らせがあります。

中級は英検2級のリスニング問題、上級は英検準1級のリスニング問題が使われていたのですが、過去問題の利用許諾が終了したとかで、今は絶版になっています。

なのでAmazonとかでみると、中古の値段がものすごいことになっています。(2018年4月現在)

なので初級以上の教材だと、他のを探した方がいいでしょうね。

専用教材以外でおすすめの教材

というわけで、ここからは専用教材以外のおすすめをご紹介します。

その前に、ポーズ音源について

その前に「ポーズ音源」について。

ポーズ音源は必ず必要というわけでもありません。

上の方でも言いましたが、リピーティングは必ず必要なわけではないからです。

やれるならやった方がいいかもしれませんが、絶対ではありません。

速読速聴英単語

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私が使った教材です。

私はCoreを使いました。

当時のTOEICのスコアは450ぐらいだったのに、無理して使いました。

「スラッシュ訳」がついていたので、なんとか理解できたのです。

オーバーラッピングがものすごくきつくて、口の周りが痛くなりました。

最初の数十回はまともについていけまん。

でも50回ぐらいから楽になってきます。

そうやってくらいついていって、このCoreをメインに使って、TOEICのスコアが700になりました。

速読速聴英単語

英会話・ぜったい・音読

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中学生・高校生の教科書を編集した教材です。

この教材に関してはこちら↓をご覧下さい。

「英会話・ぜったい・音読」の驚くべき効果と本当のレベルとは?

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こういう短文の教材でも、音読パッケージはできます。

速読速聴英単語Coreと同じくらいのレベルまで、手が届きそうな感じです。

DUO3.0

スーパーエルマー

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ちょっと値段が高いですが、紹介しておきます。

正直に言うと、私はスーパーエルマーが最強のリスニング教材だと思っています。

もちろんリーディング力も伸びます。

けっこうきついトレーニングですけどね。

スーパーエルマー

初心者(TOEIC450ぐらい)に速読速聴英単語Core1900が使えるなら、それ以下のレベルの教材の存在価値は?(笑)

私自身がTOEIC450ぐらいの時に、無理して速読速聴英単語Coreを使って、スコアを強引に700まで上げました。

この時の私のレベルだと「英会話・ぜったい・音読」の入門編か標準編を使うレベルです。

でもCoreはスラッシュ訳が付いているので内容を理解できてしまって、オーバーラッピングで強引についていくことができたんです。

「ぜったい・音読」の入門編と標準編では、TOEIC700は絶対無理だったと思います。

では「ぜったい・音読」のような簡単な教材をトレーニングする意味はあるのか?ですが、

答えは「YES」です。

 
かなり大事な考え方なのですが、英会話では大は小をかねません。

どういうことかというと、Coreのようなそれなりに難しい英字新聞を暗唱できるようにすれば、中学生レベルの英語は簡単に作れるのか?ということです。

答えは「NO」です。

簡単な英文の蓄積が無いと、簡単な英文を話すことはできません。

その時の私はここを勘違いしていました。

私はCoreの英文を応用して使うことが全くできませんでした。

もし私がCoreを使わずに「ぜったい・音読」の入門編と標準編を使ったとすると、TOEICのスコアは600ぐらいかもしれませんが、「ぜったい・音読」の英文はそこそこ応用して使えたはずです。

ここに「本当の基礎」の凄さがあるように思います。

「英会話・ぜったい・音読」のやり方と「音読パッケージ」はどっちが効果的?

上の方で、おすすめ教材として「英会話・ぜったい・音読」を挙げました。

でも実はぜったい音読にも音読パッケージに似た「やり方」があるんですよね。

そこで「ぜったい音読」と「音読パッケージ」のやり方、どちらが効果的なのかを考えてみます。

ぜったい音読のやり方はこれです。

①CDを聞き内容を推測する 1回
②CDを聞きながら音読する 1回
③テキストを精読し、内容を理解する 1回
④自力で音読する 3回
⑤「音読筆写」する 3回
⑥もう一度CDを聞き内容を推測する 1回

 

音読系のトレーニングの回数は、ぜったい音読の方が「ゆるい」感じです。

でもぜったい音読には「音読筆写」がありますね。

書き写すというトレーニングは、かなり強力な刷り込みができます。

なのでぜったい音読と音読パッケージは、どちらが効果的かと聞かれれば、これは「好みの問題です」と答えるしかありません。

人によっては書き写すトレーニングが苦痛になる場合もあるので、その場合は音読パッケージがおすすめです。

ただし音読パッケージに音読筆写を加えれば、最強の刷り込みトレーニングになるかもしれません。

「瞬間英作文」と「音読パッケージ」はどっちを優先すべき?

次に「瞬間英作文」と「音読パッケージ」の優先順位についてです。

これに関しては、森沢先生の「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」に興味深い体験談が載っています。

森沢先生はフランス語を習得する時、早く会話ができるようになりたくて、音読系のトレーニングよりも瞬間仏作文を中心にトレーニングしたそうです。

その結果、フランス語を話すときに「使うべき文型」は思い浮かぶのですが、そこに差し込むべき単語やフレーズがみつからず、なかなか話せる実感がわかなかったのだとか。

 
森沢先生は、瞬間英作文は「銃」を作るトレーニングで、音読系は「弾薬」を作るトレーニングだと言います。

つまり瞬間英作文だけだと空砲を撃つことになるんですね。

なので瞬間英作文と音読パッケージは併用がおすすめ、という結論になりそうです。

でもそうは言っても、なかなか時間がとれない場合もあるでしょう。

なので対処法のようなものを下↓でご紹介します。

音読パッケージで英会話をできるようにするには?

上の方でご紹介したように、音読パッケージは「弾薬」を作るトレーニングです。

なのでこれだけだと、なかなか話せる実感がわかないかもしれません。

また瞬間英作文だけだと空砲を撃つことになるんでしたね。

 
では音読パッケージだけで話せるようにするにはどうすればいいのかというと、「会話文で音読パッケージをする」というやり方があります。

または瞬間英作文の本や、会話表現が短文で載っている本でもいいかもしれません。

森沢先生は会話文での音読パッケージは勧めていません。

書き言葉を取り込んでから話し言葉を覚える方が簡単だからだそうです。

確かにその通りだと思います。

でも現実的に考えると、全ての人がハイレベルな英語力を目指しているわけではないと思います。

森沢先生が提唱しているのはあくまでも「初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法」なので(完全マップのサブタイトルがそれです)、全ての人に当てはまるわけではありません。

つまりご自分で必要なようにアレンジしてもいいということです。

 
例えばものすごく簡単な英会話の本で音読パッケージをするとします。

するとわりと楽に暗唱できるようになり、日本語から英語に直すのも簡単にできるようになるでしょう。

この時、あなたには使える英文が使える形で入っているということです。

この状態なら多少話せるはずなので、そこから必要に応じて「銃」を強化するなり「弾薬」を増やすなりしていけばいいのです。

話せるという実感がないと、英語学習はなかなか続きませんからね。

 
ちなみに使う英会話の本ですが、私は

日本語 → 英語

で音声が収録されているものでもいいと思っています。

あなたが使いやすいものがベストで、正解はありません。

最後に、只管朗読と音読パッケージの関係

只管朗読というのは、同時通訳の神様として知られていた国弘正雄先生の造語で、音読を500回やるという恐ろしいトレーニングです。

森沢先生は修業時代、音読パッケージというよりも「只管朗読」をやっていたんだそうです。

100回をサイクル回しで5セットやった、と。

でもご自分で英語を教えるようになられてから、この500回を達成できる人がほとんどいなかったんですね。

そこで色々実験した結果、今の形、今の回数に落ち着いたそうです。

なので音読パッケージはある意味、只管朗読から派生にた由緒正しいトレーニングなんですね。

というわけで、長い記事になりましたが音読パッケージの紹介を終わります。