英語力は読んだり聴いたりという「インプット」をしないと伸びません。

もちろん「覚える」のも重要です。

でも英語に苦手意識がある人は、このインプットしたり覚えたりする部分を間違っているかもしれません。

 
 
例えば「助動詞の後は動詞の原形」という文法規則があります。

これは、

He plays tennis.

という英文が、

He can play tennis.

というふうに、can という助動詞を使う場合は3単元のsがついた plays は play という原形になるという法則です。

 
 
実はこの時、英語が得意な人は

He can play tennis.

という英文をしっかりと読んでいるのに対し、英語が苦手な人は 「助動詞の後は動詞の原形」という日本語の説明文をしっかり読んでいます。

もちろん、得意な人は「助動詞の後は動詞の原形」という説明もちゃんと読んでいますが、英文もちゃんと読んでいます。

苦手な人は英文をあまり読んでいません。

 
 
言葉を覚える時は、例えば赤ちゃんだと親の話す言葉をずっと聞き続けて覚えていきます。

ずっとインプットし続けて、それから少しずつ真似し始めて、それから話せるようになるわけです。

このように、言葉を覚える時は「インプット」が絶対に欠かせません。

大人になってから英語を学ぶ場合でも、もちろん同じです。

大人の場合はただ単に聴くだけじゃなくて、色々なインプット方法があると思いますが、

どんな形であっても、英語に文章単位で触れるというのが絶対に必要になってきます。

 
 
ところが、英語に苦手意識があったり文法が大嫌いな人(昔の私みたいに)は、学校で英語を習ってる時点で小さなインプットを拒否していたわけですが、これが数年続くととんでもない差になります。

上の方で説明した「助動詞の後は動詞の原形」は簡単な例です。

でもこれがエスカレートしていくと、かなり酷い目に合います。

 
 
例えば大学入試用の参考書型問題集、「即戦ゼミ」とか「ネクステージ」とか「アップグレード」とか。

こういう問題集は本を開くと左が問題で、右が解答・解説・ポイントのまとめなどが載っています。

英語が得意な人は問題を解く時にしっかり英文を読んでいます。

そして答え合わせをして解説を読んだ後、人によってはもう1度英文を読んでいます。

英語が苦手な人は問題を解く時に英文をあんまり読んでいません。

そして答え合わせをして解説を読んだ後、やっぱり英文は読んでいません。

そもそも、発音がわからない単語が多いので、英文を読めないという理由もありますが。

解説をものすごく真剣に読んでいますね。

人によっては左のページの英文なんかまったく見ずに、いきなり右の解説から読む人もいます。

右の解説を読んだ後に、左の英文を読めばいいんですけどね(;^_^A

 
 
ノートにしっかりまとめるのが好きな人もいます。

例えば「時・条件を表す副詞節の中では、未来のことも現在形で表す」ってノートしっかり書いて保存しておきます。

英文そのものは読まずに。

「lie-lay-lain lay-laid-laid」ってノートに書いて、しっかり保存しておきます。

英文そのものは読まずに。

自動詞と他動詞の一覧表をノートにしっかり書いて、保存しておきます。

なんか、キレイにポイントがまとまった表とか大好きですよね(*´∀`*)

 
 
英語が苦手な人がなぜこんなことをするのかというと、右の解説や表を理解したり覚えたりすれば左の問題は全部解けるはず、思い込んでいるからです。

あと、左の問題の部分(つまり英文が書かれた部分)は、

まったく同じ問題が試験に出るわけではないので応用が利かない。だったら解説を完璧に理解して、類題にも完璧に対応できるようにしたい。

って考えてるかもしれません(私がそうでした)。

でも、本当に大事なことなんですが、英語力は文章単位でインプット(読んだり聴いたり)しないと伸びません。

 
 
学校や塾の先生はほとんどが英語が得意な人です。

英文法の勉強をする時に、英文を読むのは当たり前だと思っているはずです。

あまりに当たり前すぎて、こういうことを深く考えたことがないのかもしれません。

なので英語が苦手な人が英文をまともに読んでないとは夢にも思っていないはずです。

なので英語が苦手な人は英文をきちんと読むようにして下さい。

単語が難しくて英文が読めないっていう人は、日本語訳を先に読んでもOKです。

というか、私は基本的に日本語訳を先に読むことを推奨しています。

遠慮なくどんどん読んで下さい。

 
 
それと「読む」っていうのはこの場合、頭の中で音読することなのですが、

もし英文を頭の中で音読できなければCDなどで音を確認するようにして下さい。

 
英語を読む時も、英語が苦手な人には特徴があります。

実は英語が苦手な人がどんなふうに読んでるのかというと、1つ1つの単語を訳そうとしていることが多いです。

構造はまったく見ていません。

例えば、

It is difficult for me to speak English.

という英文があったら、

It → それ

is → です?

difficult → 難しい

for → ?

me → 私に?

みたいな感じで。

まあ、ここまでひどい人はめったにいませんけど、英語が苦手な人が英文を見るとだいたいこんな感じです。

こういう人に対して私は、

It is difficult for me / 私には難しいです

to speak English./ 英語を話すことは

みたいにスラッシュで区切って、塊ごとに理解してもらいます。

これでだいたいうまくいきます。

この状態で最初は前から訳していくんですが、理想なのはもちろん訳さずに理解することです。

 
 
文法の説明文ばかりを読んでしまったり、単語を1つ1つ訳そうとしてしまったりということは、実は私が実際にやってしまっていたことです。

私の周りには、こういうことを教えてくれる先生はいませんでした。

でもこれは「日本語を先に読んでもいい」ということと、「英語を頭の中で音読する」ということを教えてやればすぐに改善できることなんです。

以上が英語に苦手意識がある人の特徴です。これを直すように意識していれば、すぐに英語力は伸びますよ(*´∀`*)