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國弘正雄先生の英語学習法として「只管朗読」はとても有名です。

でももうひとつ「只管筆写」がありますよね。

只管朗読はひたすら音読することですが、只管筆写はひたすら書き写すことです。

この只管筆写、國弘流英語の話しかたでは「書くための秘訣」として紹介されています。

つまり英作文ですね。

今回はこの只管筆写で英作文ができるようになるのかを考えてみたいと思います。

只管筆写で英作文はできるようになる?

まず、このような英文を只管筆写するとします。

From this graph we can see that 50% of the students in our class use the internet for two hours or more in a week.

 

念のために言っておくと、只管筆写は1文をひたすら書くよりも、ある程度まとまった文章を一度に書くのがおすすめです。

100~200words程度の文章とか、何かの教材1ページ分とか。

今回はわかりやすくするために、上の一文だけで説明します。

 
只管筆写をする前には、まずその英文を読みます。

From this graph we can see that 50% of the students in our class use the internet for two hours or more in a week.

この英文だったら、ちゃんと From から week までを頭の中で音読するようにして下さい。

そしてきちんと理解します。

もし必要だったら日本語訳も読んで下さい。

私は英語学習で、日本語訳を読むのは推奨しています。

このグラフから私たちは、クラスの生徒の50%が週に2時間かそれ以上インターネットを使っていることがわかります。

 

それから英文を書き写すわけですが、最初は英文を一気に書き写すことはできないはずです。

その人の英語力次第ですが、最初に From から week まで読んだ時、week を読んだ時点で From 周辺の記憶は抜け落ちていはずです。

なのでまた From に目を戻し、少しずつ、

From this graph を読んでそれを書き写し、

次に we can see that を読んでそれを書き写し、

次に 50% of the students を読んでそれを書き写し、

次に in our class を読んでそれを書き写し…

 

みたいな感じになるはずです。

念のために言っておきますが、書き写す時は自分が書いているノートなどをしっかり見ていて下さいね。

つまり自分が書いている字をしっかり見ながら書くということです。

そして2回目以降になるとちょっとずつ覚えることができるので、

From this graph we can see that を読んでそれを書き写し、

次に 50% of the students in our class を読んでそれを書き写し…

 

のように、一気に書き写せる部分が増えていくはずです。

そしてそこからさらに進んでいくと、From から week まで「一気に読んで一気に書き写す」ということができるようになります。

かなり英文が体になじんできていますね。

でもここでやめたらダメです。

ここからさらに回数を重ねていくと、今度は読む必要がなくなります。

つまり最初の From を見ただけで、From から week までを一気に書き写すことができるようになります。

From を見た瞬間、「英文の構成」も「英文の意味」も再生できるようになるわけですね。

もちろん、日本語訳を見てもいいでしょう。

日本語訳を見た瞬間に、英文を再生できるはずです。

そんな英文を増やしていけば、どうなると思いますか?

 
頭の中に意味をしっかり理解した英文が蓄積されていくということは、英作文をする時にはかなり有利です。

というか、初心者の方の英作文トレーニングでは「頭の中に意味をしっかり理解した英文を蓄積する」というのは王道のトレーニング法だと思います。

つまり只管筆写は、英作文にかなり効果的なのです。

 
ちなみに國弘正雄先生が中学生の教科書で只管朗読・只管筆写をしたのは戦争中で、物が不足していたそうです。

なのでかなり質の悪い紙に鉛筆で真っ黒になるまで何度も書き、その上から赤鉛筆で書き、みたいなことをしていたとか。

ものすごい執念ですよね。

私はとても真似する自信は無いです(笑)。

只管筆写と只管朗読はどっちが効果的?

それと只管筆写と只管朗読はどっちが効果的か?ということなんですが、これは好みの問題です。

結局は英文を刷り込んで体得するというトレーニング法なので。

1つだけの方法でやると飽きやすいかもしれないので、片方だけやってる人はたまにもう片方を取り入れてみる、とかでもいいのではないでしょうか?

あと、両方のトレーニングで大事なのは音声です。

これに関しては、こちら↓の記事をご覧下さい。

英作文で英会話はできるようになるの?

最後に

それと最後に、もしかするとちょっとびっくりするかもしれないことをお話しします。

この記事を只管筆写の説明をする時に使ったこの英文、

From this graph we can see that 50% of the students in our class use the internet for two hours or more in a week.

実は「くもんの中学基礎がため100%中2英語 単語・読解編」という教材のp107から抜粋したものです。

つまり中学2年生の英語です。

中学2年生の英語がこのレベルですよ。

中学生の英語で、かなりのことが表現できると思いませんか?

ちなみにこのことに関しては、こちら↓の記事をお読み下さい。

「英会話・ぜったい・音読」の驚くべき効果と本当のレベルとは?

では、只管筆写に関しては以上になります。