オンライン英会話は実戦の場です。

今までインプットしたり、練習してきたことを試すという意味では、かなり有効でしょう。

でも英文を使える形でほとんど覚えていない状態で、いきなり使おうとしても、それは無理があります。

 
では瞬間英作文のようなトレーニングをしながらオンライン英会話をやるのはどうでしょうか?

かなり効果的だと思えます。

実際、効果的です。

でも、なかなか話せるって実感できない場合もあるんですよね。

今回はそのことについてお話しします。

瞬間英作文について

まず瞬間英作文について、ちょっとご説明します。

基本的なやり方については森沢先生のサイトをご覧ください。

森沢先生のサイトの瞬間英作文のページ

つまりセグメントで分割して、それぞれ「英作文の流し」をして、何度も繰り返すわけです。

で、日本語を見た瞬間に英語で言えるようにするんですね。

1つのセグメントを完成させたら次のセグメントへ。

このようにやっていきます。

そして最終的には、その教材1冊分の全ての英文を日本語から再生できるようにするわけです。

ちなみに瞬間英作文の正式名称は「短文暗唱=瞬間英作文」です。

 

このようなやり方で瞬間英作文をして、例えば「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」を1冊完璧にしたとしましょう。

それでオンライン英会話を始めたとします。

その場合、なかなか英語が話せると実感できないことがあります。

教材が悪い、というわけではなく、たしかにこの「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の英文は実用的ではないと賛否両論なのですが、もっと別の理由があるんです。

 
オンライン英会話のような実戦を有効に使うには、

①インプット

②インプットしたものを自在に使う練習

③実戦

 

みたいな流れにすると、スムーズにいくことが多いのです。

瞬間英作文には2種類ある

上で紹介した瞬間英作文の基本的なやり方は、どちらかというと「短文暗唱」を重視した瞬間英作文です。

英語上達完全マップだと、第1ステージが「短文暗唱重視」です。

そして第2ステージが、もうひとつのやり方です。

森沢先生のサイトや「英語上達完全マップ」には載っていないのですが、森沢先生の「シャッフルトレーニング」(←※第2ステージ)にはこう書かれています。

第2ステージでは、記憶に頼らず、仕込んだ文型へのアクセス能力を磨くために、基本的に、セグメント分割を行わず、シャッフル編500文全体についてサイクル回しをします。

 

と。

つまり上で紹介した短文暗唱を重視した瞬間英作文(←※第1ステージ)では「記憶に頼ってもいい」ということです。

だからこそ「セグメント分割」をしたんです。

 
上の方で紹介した

①インプット

②インプットしたものを自在に使う練習

③実戦

 

という流れだと、①が「短文暗唱重視の瞬間英作文(第1ステージ)」と言えそうです。

そしてさらに森沢先生の「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」には、とても興味深いことが書かれているんですよ。

ちょっと抜粋しますね。

アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘスの作品に「砂の本」という短編があります。この物語では、不思議な本について語られます。この本には、始まりも終わりもなく、二度と同じ頁を読むことができず、また、無限に読み続けることができるのです。

私は、よく、瞬間英作文用の「砂の本」があれば、と夢想します。その本は、どの頁を開いても、基本文型による瞬間英作文の問題が載っているのです。1度閉じてしまうと、二度と同じ問題を見ることができません。

中略

やがて、どの頁を開いても、たちどころに英文が口をついて出るようになります。

 

こういうことなんですよね。

つまり一期一会でもいいわけです。

このような記憶に頼らない瞬間英作文が、②の「インプットしたものを自在に使う練習(第2ステージ)」だと言えます。

 
私が話せるのを実感したのは、このように英文を覚えないように意識してからです。

具体的にはセグメント分割をせず、「英作文の流し」も真面目にやりませんでした。

一期一会のつもりで日本語を英語に瞬時に直すのを重視したんです。

実際の英会話に近い感じになります。

こういうふうにやると、かなり英語が話せるようになっていきます。

それから必要を感じれば、オンライン英会話などをやればいいわけです。

 
ただし私がある程度スムーズにできたのは、瞬間英作文をやる前からそれなりの蓄積があった、というのもあるかもしれません。

最初の短文暗唱重視の瞬間英作文をやる前に、市橋敬三先生の本を使って600ぐらいの英文を200回ずつくらい音読していたんです。

瞬間英作文を知らなかったからなんですけどね。

でもこの蓄積がかなり効いたと思います。

もしかしたら短文暗唱重視の瞬間英作文をする必要は無かったかもしれません。

でも当時の私は、瞬間英作文が2種類あることは知らなかったんです。

なので深く考えずに「とりあえず日本語を見たら英語で言えるようにした」わけです。

 
さて、上の方でもご紹介しましたが、オンライン英会話っていうのは「実戦の場」です。

短文暗唱からいきなり実戦をするのはなかなか難しいわけです。

①インプット

②インプットしたものを自在に使う練習

③実戦

 

という流れの中で、①→③というふうにやっているので。

なので、

瞬間英作文してるのに、なんでオンライン英会話でぜんぜん話せないんだ!?

ってなりがちなんです。

もちろん②を加えても確実にうまくいく保証は無いですし、①→③という流れでもうまくいく場合もあると思います。

 
ちなみに①ですが、もちろんこれが悪いというわけではありません。

むしろこれをやるからこそ、②のようなトレーニングがスムーズにできるんです。

それに瞬間英作文じゃなくても、会話表現集などを覚えれば、その表現をそのまま使うこともできます。

単語を入れ替えてちょっと応用したりもできるでしょう。

それと①→③という流れでうまくいく場合、英文の蓄積量や教材の種類が重要なはずです。

まとめ

英会話ができるようになるには、話す練習が大事なのは当然です。

でもそれ以上に「型」の練習がもっと大事で、できればその「型」を自在に使う練習をするともっと効率的だということですね。

自在に使う練習を徹底的にやれば、もしかしたらオンライン英会話の必要を感じないかもしれません。

 
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