ディクテーション

ディクテーションという英語学習法をご紹介します。

ディクテーションは初心者の方が間違ったやり方でやると効果が微妙なこともあります。

なのでしっかりと理解して、ディクテーションに関する疑問は無くしておきましょう。

ディクテーションのやり方

ディクテーションっていうのは、音声で流れてきた英語を文字にしていくというちょっと過酷なトレーニングです。

そのため音声を何度も聞いたり、止めたり、巻戻したり、ということをする場合もあります。

これ以上正確に書くのは無理っていうことろまで書いたら、スクリプト(英文)で答え合わせをするわけです。

すごくきつそうなトレーニングだと思いませんか?

実際、きついです。

でも私はこのディクテーションが、最強のリスニングトレーニングだと思っています。

聞き取れない音が明確になるので、弱点発見にもなるんですよね。

「ディクテーションは意味ない」という意見について

ディクテーションは意味ないっていう意見もあります。

なぜかと言うと、単語1語1語をしっかり聞いて書くからです。

普通、リスニングをする時は単語を1語1語しっかり聞くような聞き方はしません。

全体を把握するように聞きます。

でもディクテーションでは文章を書く必要があるので1語1語しっかり聞く必要があり、それが変な癖がつくという意見もあるんです。

 
この対策としては、ディクテーションの他に全体を聞くような訓練もするということがあります。

多聴的なトレーニングですかね。

例えば、7割程度の理解でいいのでどんどん聴いていくタイプのトレーニングです。

こういうのも組み合わせるといいでしょう。

 
また、こういうのが面倒であれば、そのディクテーションしている教材を「全体を把握するように意識して聴いてみる」というのもいいですね。

同じ教材でも聴く時の意識を変えるわけです。

短文を1文ずつディクテーションするのもアリです

でもディクテーションって本当にきつくて、初心者の方は挫折してしまいがちです。

特に初心者の方が難しすぎる教材を使ってしまった場合、効果を感じられないかもしれません。

そんな時には、短文形式の教材でのディクテーションをおすすめします。

短文形式だと、文章と文章の間に「間」があるので、かなりやりやすいです。

さらに

①音声を聴く(1文だけ)

②音声を止める

③頭の中で音声を再生する

④書く

 

というやり方がおすすめです。

この「③頭の中で音声を再生する」を加えることで、「④書く」がかなりやりやすくなるので、ぜひ試してみて下さい。

さらにこの「頭の中で音声を再生してから文字化する」というのはかなり重要なプロセスになります。

詳しくはこちら↓をご覧下さい。

英作文で英会話はできるようになるの?

短文形式のおすすめ教材など

使う教材としては、例えば「毎日の英文法」などがおすすめです。

毎日の英文法

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この教材を1文ずつ止めながらディクテーションするわけですが、当然わからないところが出てくると思います。

この時「文法的に推測」することによって、文法力も鍛えることができます。

もちろん推測が難しければ、普通に何度も聞いて答え合わせをするだけでOK。

教材が「英文法」なので、文法力が鍛えられます。

 
また、私としてはかなり初心者の方には 日本語 → 英語 の順で録音された音声もおすすめしています。

瞬間英作文の教材でもいいですし、デイビッド・セイン先生の「英会話が口からパッと出る」英作文トレーニングも使いやすいです。

「英会話が口からパッと出る」英作文トレーニングの秘密

日本語が先に流れてくるので、英語のわからない部分を推測しやすいんですよね。

こういうので少しずつディクテーションに慣れていって下さい。

ディクテーションはスピーキングに効果があるか?

ディクテーションは英語を話す力を伸ばすこともできます。

まず何度も聴くことによって英文が頭に残りやすくなりますし、

上の方で紹介したおすすめのやり方でやると、一時的に英文を記憶することになるので。

そこからさらに答え合わせをした英文を音読すれば、口が英語を出しやすくなるでしょう。

 

短文でも難しければ穴埋めディクテーションも

短文でも、文章単位が難しければ穴埋め形式のものもおすすめです。

例えば、

How many years ( ) did it happen?

こういうふうになっていて、この英文の音声を聴いて( )を埋めるっていうトレーニングですね。

このトレーニングができるおすすめの教材もご紹介しておきますね。

ゼロからスタートディクテーション

ゼロからスタート ディクテーション

初心者向けのディクテーション専用教材で、ものすごく簡単です。

本当に初心者の方は、まずこの教材から始めましょう。

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ボトムアップ式映画英語のリスニング

映画英語のリスニング 警察

ラジオドラマのような感じの教材です。

けっこう手加減無しなのですが、穴埋めディクテーションはかなりやりやすいと思います。

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絶対『英語の耳』になる!TV ドラマ・シーンで鍛える!ネイティヴ英語リスニング37

英語の耳になる ドラマ

色々なドラマのシーンを使ったリスニング教材です。

ただしドラマの音声をそのまま使っているわけではなく、声優さんが音声を収録しなおしています。

でも普通の教材よりは、けっこう「生」な感じです。

本物のドラマよりはかなり聞き取りやすいですけど。

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ディクテーションは同じ教材を何度もやってもいいの?

ディクテーションは、同じ教材を何度もやっても大丈夫です。

リスニングは何度聴いても効果的ですし、例えば音読も、何度やっても効果的です。

それと同じようにディクテーションも、何度も集中して聴くのが効果が無いはずがありません。

むしろ初心者のうちは、同じ教材を何度か繰り返した方がいいかもしれません。

ただしディクテーションの持つ「リスニングの弱点を発見して強化する」という性質は薄くなるでしょう。

なので新しい教材をどんどんこなすのもアリです。

そこらへんは臨機応変に、あなたのやりやすいようにやって下さい。

ディクテーションがきつければ、やらなくてもいい

ディクテーションは本当に効果の高いトレーニング法ですが、きつかったら無理にやる必要はありません。

実は私もあまりやっていません。

あたりまえですが、ディクテーションだけが唯一のリスニングUP法ではないので。

他のトレーニング法でリスニング力を強化すれば、自然とディクテーションもできるようになります。

私の体験談をちょっとだけお話ししますね。

 
私はTOEICのスコアが400台の時に、TOEICのpart3かpart4を使ってディクテーションをしたことがあります。

でも全然できずに途中で挫折しました。

やっててもあんまり楽しくなくて、しかも音声を途中で止めるのがめんどくさかったんです。

それでオーバーラッピングを中心としたトレーニングに戻りました。

 
それから時間が経過して、TOEICのスコアが800を超えた頃、ちょっと試しにディクテーションをしてみることにしました。

使った教材は前回と同じようにTOEICのpart4です。

それで実際にやった感想ですが、実は苦も無くできてしまいました。

2~3回ぐらい聴けば、ほぼ完ぺきに英文を再現できたと思います。

昔は音声を止めるのが苦痛でしたが、それなりに英語力がUPしてからは、一度に聴いて保持できる英文の範囲が増えていたので、音声を止める回数が減ってちょっと楽でした。

なので英語力が上がれば、ディクテーションも自然とできるようになります。

私が楽しようとしてやった、書かないディクテーション

最後に、できるだけ楽をしたい私がやった方法をご紹介します。

それが「書かないディクテーション」です。

通勤中に英語をリスニング、初心者におすすめの教材は?聞くだけでいいの?

この方法は、こちら↑の記事でもご紹介していますが、簡単に説明すると

①ディクテーションする音声を何度も聴く
※この時できるだけ頭の中でディクテーションしながら聴いて、わからない部分を明確にします。

②答え合わせ

 

みたいな感じです。

通勤中でもできますよね。

頭の中に音像みたいなものが焼き付いていると効果的です。

ディクテーションで重要なのは何度も聴いて悩むことで、何度も聴いて文字を再現しようとする「過程」がリスニング力UPにすごく効果的なわけです。

でも書くのは面倒なわけです(笑)。

なので頭の中でやってしまえ、という感じですね。

挫折しにくいやり方なので、初心者の方にはおすすめです。

 
以上でディクテーションのご紹介を終わります。

必ずやる必要があるものではないですが、できそうだったらやってみて下さい。